Process Scheduling Profiler PPROF
Linux プロセススケジューリング 監視ソフトウエア pprof
ソースアーカイブ(99/9/17)
ドキュメント
変換係数を求めるためのプログラム
このソフトウエアは Linux において実行中のプロセスが、いつ、どれだけ
CPU を割り当てられ、実際にCPUで実行されているかを調査するための
ものです。
もともと、本研究室でおこなわれた 「非RT-Linux でロボットを制御する」
という試みの動作確認用として作成したものですが、それ以外にも
使い道はあるかもしれません。
概要
- 対象:Pentium 以降、Linux 2.0.x, 2.2.x
- カーネルにモジュールを組み込み、カーネルのスケジューリングを監視し、
記録します。
- 付属のプログラムでこの情報を読み出し、表示用に加工します。
- 表示形式として、時間経過の連続表示、'top'のような利用率表示、
一旦ファイルに記録した上で、Postscript によるグラフ表示が可能
(例1,例2)
です。
利用方法
- ソースを tar+gzip で展開します。
- 最低限の設定として、使用するコンパイラを Makefile 内のCC に
設定します。また、Linux カーネルが SMP 対応の場合には、
Makefile 内の DEFSMP を有効にします。
- make します。
- make mkdev として、アクセス用の特殊ファイルを作成します。
- root になって insmod pprof_mod として、モジュール部分をカーネルに
組み込みます。
- ./pprofdump を実行して表示がぞろぞろでてきたら成功です。
- その他プログラムの使用法につきましては
ドキュメントをご参考にしてください。
- 既存のデバイスドライバと干渉したり、特殊ファイルの名前が
いただけないという場合は、ドキュメントを参考に設定の上、
make clean, make してください。
利用上の注意
- 自分で使用するために開発したので、危険のないよう、十分注意して
作成しました。しかし、100%安全とは保証できません。
ご使用の際には、十分注意して、ご自分の責任の上でおためしください。
一大事が発生したとしても、作者は保証しかねます。
- 本プログラムを改良・改造することには一切制限を加えません。
ただ、なにか致命的な問題などがあった場合にはお知らせ下さい。
- 連絡先
kumagai@emura.mech.tohoku.ac.jp
熊谷正朗(まさあき)宛
非RT Linux によるロボット制御
熊谷正朗/くまがいまさあき/Masaaki Kumagai
kumagai@emura.mech.tohoku.ac.jp